決算概要

2020年 決算概要

経営成績

(単位:億円)
売上高 前年同期比
630
営業利益 前年同期比
429
経常利益 前年同期比
410
親會社株主に帰屬する四半期純利益 前年同期比
304
1株當たり四半期純利益 前年同期比
208円23銭

當第1四半期(2020年1月~3月)のわが國経済は、新型コロナウィルス感染癥(COVID-19)の影響拡大により、個人消費は2月以降急速に悪化しました。企業収益は、感染癥拡大による世界的な経済活動抑制の影響を強く受け、國內消費の急減速、輸出の大幅な減少と海外生産の急速な低下、さらには原油価格急落の影響も厳しく、多くの企業において業況判斷を大きく引き下げる動きが出ております。これに対して日本、米國、EU等主要國で思い切った金融?財政政策が実施されつつありますが、當社を巡る経営環境は第2四半期以降さらなる悪化が想定されます。

當社グループは、現下の狀況に鑑み、すべてのステークホルダーの皆さまの安全?健康を第一に考え、感染癥の拡大防止に向け多くの施策を実行しています。具體的には、主要な事業所、部署におけるテレワークによる在宅勤務の実施、特別休暇の付與など従業員の安全確保と感染拡大防止を最優先にした施策を行っています。同時に、生産拠點では、感染防止策を徹底した上での生産活動の維持に努め、お客様に対する製品供給の継続など社會インフラ機能の維持に注力しております。

中期経営計畫「The TOP 2021」

當社グループは長期的に目指す姿を設定し、2019年より中期経営計畫「The TOP 2021」を推進しております。當社グループが持続的に発展し、社會から信頼?評価されるためには、株主様をはじめ、お客様、お取引先、地域関係者、社員など、全てのステークホルダーの皆様にご満足いただけるよう、企業価値の向上を図ることが重要です。當社はこれをグループ経営理念として明確にし、株主価値?顧客価値?社會価値の最大化に向けた経営を推進いたします。

また、日立化成株式會社株式に対する公開買付けにより、同社を2020年4月、連結子會社としました。産業構造や競爭環境は大きく変化しておりますが、今般の新型コロナウィルスの世界規模での感染拡大によって、この流れが加速すると予想されます。特に、テレワーク、オンラインビジネスの拡大、生産現場のFA化加速、サイバーセキュリティ強化等、デジタル化が急速に進展することが想定されます。このような環境変化に対応しつつ、グローバルトップクラスの機能性化學メーカーとして勝ち殘るためには、素材、部材を超えたソリューションを提供していく、顧客にとっての「ワンストップ型先端材料パートナー」に進化することが不可欠と考えます。

當社グループは、「The TOP 2021」の著実な実行により収益力基盤の強靭化と収益変動幅の抑制を図り、企業価値を向上させるとともに、日立化成株式會社との早期の実質的な統合を図り、將來に向けた成長の基盤を確立いたします。

當第1四半期の連結営業成績につきましては、売上高は、エレクトロニクスセグメントはハードディスクの數量増により増収となり化學品セグメントも増収となりました。一方、無機セグメントは黒鉛電極事業の數量減で大幅な減収となり、石油化學、アルミニウム、その他、の3セグメントも製品市況の低下で減収となり、総じて減収となる1,717億34百萬円(前年同期比26.8%減)となりました。

営業利益は、エレクトロニクスセグメントは數量増により増益となりましたが、無機セグメントは黒鉛電極事業の數量減により大幅な減益となり、石油化學、化學品、アルミニウム、その他、の4セグメントも製品市況の低下を受け減益となり、総じて大幅な減益となる24億69百萬円(同94.6%減)となりました。これを受け、経常利益は32億21百萬円(同92.7%減)となりました。

これにより親會社株主に帰屬する四半期純利益は、前年同期と比べ大幅な減益となる26億99百萬円(同91.8%減)となりました。

セグメント別狀況

セグメント別売上高

(単位:億円)
石油化學 前年同期比
77
化學品 前年同期比
3
エレクトロニクス 前年同期比
30
無機 前年同期比
510
アルミニウム 前年同期比
46
その他 前年同期比
38

セグメント別営業利益

(単位:億円)
石油化學 前年同期比
41
化學品 前年同期比
1
エレクトロニクス 前年同期比
13
無機 前年同期比
387
アルミニウム 前年同期比
2
その他 前年同期比
1

【石油化學セグメント】

當セグメントでは、オレフィン事業は、中國需要の減速による東アジアの需給バランスの軟化、原料価格の低下に伴いエチレン?プロピレン等の製品市況が低下するとともに、當期は誘導品の定修による販売數量減もあり減収となりました。有機化學品事業は、酢酸エチル?酢酸ビニルの定修による數量減に加え市況が低下し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は550 億25 百萬円(前年同期比12.3%減)となり、営業損益は1億56 百萬円(同41 億49 百萬円減益)の損失となりました。

【化學品セグメント】

當セグメントでは、基礎化學品事業は、液體アンモニア、アクリロニトリルは前年同期並みとなりましたが、クロロプレンゴムは輸出數量が減少し減収となったため、総じて減収となりました。機能性化學品事業は、中國向け販売數量が減少し減収となりました。産業ガス事業は前年同期並みとなりました。情報電子化學品事業は、半導體業界向け數量増により増収となりました。前年下期にコーティング材料事業を新規連結したこともあり、総じて増収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は363 億15 百萬円(前年同期比0.8%増)となりましたが、営業利益は減益の22 億86 百萬円(同5.2%減)となりました。

【エレクトロニクスセグメント】

當セグメントでは、ハードディスク事業はPC 向け出荷が低調な水準ながら堅調に推移しデータセンター向けも出荷が増加したため増収となりました。化合物半導體は輸出數量が増加し増収となりました。リチウムイオン電池材料事業は車載向けは出荷が減少しましたが、タブレット?スマートフォン向けアルミラミネート包材SPALF®の販売量が増加し前年同期並みとなりました。SiC エピタキシャルウェハー事業は、輸出數量が減少し小幅の減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は235 億53 百萬円(前年同期比14.6%増)となり、営業利益は9億87 百萬円(同12 億59 百萬円増益)となりました。

【無機セグメント】

當セグメントでは、黒鉛電極事業は、世界的な鉄鋼生産の鈍化と顧客在庫の取り崩しによる需給軟化を受けて減産を一段と強化したため販売數量が減少し、大幅な減収となりました。セラミックス事業は研削材、電子材料用ファインセラミックスの販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は213 億85 百萬円(前年同期比70.5%減)となり、営業利益は8億48 百萬円(同97.9%減)となりました。

【アルミニウムセグメント】

當セグメントでは、アルミ圧延品事業のアルミ電解コンデンサー用高純度箔は、産業機器?車載向け等需要業界の生産調整を受け出荷が減少し減収となりました。アルミ機能部材事業は、主に中國、歐州、ASEANの自動車生産の減少を受け自動車向け部材の出荷が減少し減収となりました。アルミ缶事業は、國內生産能力の削減に伴い、またベトナム市場は外出規制に伴うビール生産の大幅減により、それぞれ販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は191 億77 百萬円(前年同期比19.3%減)となり、営業利益は48 百萬円(同81.0%減)となりました。

【その他セグメント】

當セグメントでは、昭光通商株式會社は製品市況の下落や需要低迷の影響等により減収となり、総じて売上高は286 億6百萬円(前年同期比11.8%減)となり、営業利益は1億92百萬円(同36.7%減)となりました。

財務狀況

(単位:億円)
総資産 前年期末比
248
純資産 前年期末比
258
自己資本比率 前年期末比
1.3p

當第1四半期末の総資産は、棚卸資産は増加したものの、現金及び預金、営業債権は減少し、前期末比248億1百萬円減少の1兆515億80百萬円となりました。負債合計は、営業債務は減少しましたが、有利子負債が増加し、前期末比9億84百萬円増加の5,579億33百萬円となりました。當第1四半期末の純資産は、親會社株主に帰屬する四半期純利益の計上はあったものの前期配當金の支払いにより利益剰余金は減少し、評価?換算差額等も減少したため、前期末比257億86百萬円減少の4,936億47百萬円となりました。

経営成績

(単位:億円)
売上高 前年同期比
1,489
営業利益 前年同期比
1,113
経常利益 前年同期比
1,281
親會社株主に帰屬する四半期純利益 前年同期比
1,204
一株當たり四半期純利益 前年同期比
825円27銭

當第2四半期(2020年1月~6月)のわが國経済は、新型コロナウィルス感染癥(COVID-19)の影響拡大により、個人消費は2月以降急速に悪化しました。企業収益は、感染癥拡大による世界的な経済活動抑制の影響を強く受け、國內消費の急減速、輸出の大幅な減少と海外生産の急速な低下、さらには原油価格急落の影響も受け、多くの企業において業況判斷を大きく引き下げました。これに対して日本、米國、EU等主要國で思い切った金融?財政政策が実施されつつありますが、當社を巡る経営環境は第2四半期に底打ちはしたものの、米中貿易摩擦など不透明な要因も多く、回復のテンポは鈍く厳しい狀況が続く見込みです。

當社グループは、現下の狀況に鑑み、お客様、お取引先、従業員など関係する皆様の安全?健康を第一に考え、感染癥の拡大防止に向け多くの施策を実行しています。具體的には、主要な事業所、部署におけるテレワークによる在宅勤務の実施、特別休暇の付與など従業員の安全確保と感染拡大防止を最優先にした施策を行っています。同時に、生産拠點では、感染防止策を徹底した上での生産活動の維持に努め、お客様に対する製品供給の継続など社會インフラ機能の維持に注力しております。

中期経営計畫「The TOP 2021」

當社グループは長期的に目指す姿を設定し、2019年より中期経営計畫「The TOP 2021」を推進しております。當社グループが持続的に発展し、社會から信頼?評価されるためには、株主様をはじめ、お客様、お取引先、地域関係者、従業員など、全てのステークホルダーの皆様にご満足いただけるよう、企業価値の向上を図ることが重要です。當社はこれをグループ経営理念として明確にし、株主価値?顧客価値?社會価値の最大化に向けた経営を推進いたします。

また、日立化成株式會社株式に対する公開買付けにより、同社を2020年4月、連結子會社としました。産業構造や競爭環境は大きく変化しておりますが、今般の新型コロナウィルスの世界規模での感染拡大によって、この流れが加速すると予想されます。特に、テレワーク、オンラインビジネスの拡大、生産現場のFA化加速、サイバーセキュリティ強化等、デジタル化が急速に進展することが想定されます。このような環境変化に対応しつつ、グローバルトップクラスの機能性化學メーカーとして勝ち殘るためには、素材、部材を超えたソリューションを提供していく、顧客にとっての「ワンストップ型先端材料パートナー」に進化することが不可欠と考えます。

當社グループは、「The TOP 2021」の著実な実行により収益力基盤の強靭化と収益変動幅の抑制を図り、企業価値を向上させるとともに、日立化成株式會社との早期の実質的な統合を図り、將來に向けた成長の基盤を確立いたします。

當第2四半期の連結営業成績につきましては、売上高は、エレクトロニクスセグメントは前年同期並みとなりましたが、石油化學セグメントは原油価格急落による製品市況の低下、無機セグメントは鉄鋼業界の世界的な減産を受けた黒鉛電極事業の數量減と市況低下、化學品、アルミニウム、その他、の3セグメントもCOVID-19の影響を受け大きく出荷が減少し、総じて減収となる3,266億21百萬円(前年同期比31.3%減)となりました。

営業損益は、エレクトロニクスセグメントはハードディスクの數量増により増益となりましたが、無機セグメントは黒鉛電極事業の數量減に加え、市況低下に伴う棚卸資産低価法による簿価切り下げの影響216億83百萬円により大幅な減益となり、石油化學セグメントも原料ナフサの受払差が悪化したため減益となりました。化學品、アルミニウム、その他、の3セグメントもCOVID-19の影響を受け出荷量が減少し減益となり、総じて営業損益は大幅な悪化となる257億95百萬円(同1,112億66百萬円減)の損失となりました。また、経常損益は日立化成株式會社の株式取得に関する資金調達関連等の一時費用約161億円が加わり432億25百萬円(同1,280億55百萬円減)の損失となりました。

親會社株主に帰屬する四半期純損益は、黒鉛電極事業におけるドイツ製造拠點の閉鎖関連費用47億41百萬円を特別損失として計上したこともあり、前年同期と比べ大幅な悪化となる545億75百萬円(同1,203億88百萬円減)の損失となりました。

セグメント別狀況

セグメント別売上高

(単位:億円)
石油化學 前年同期比
317
化學品 前年同期比
15
エレクトロニクス 前年同期比
0
無機 前年同期比
997
アルミニウム 前年同期比
102
その他 前年同期比
87

セグメント別営業利益

(単位:億円)
石油化學 前年同期比
121
化學品 前年同期比
5
エレクトロニクス 前年同期比
8
無機 前年同期比
947
アルミニウム 前年同期比
7
その他 前年同期比
1

【石油化學セグメント】

當セグメントでは、オレフィン事業は、中國需要の減速による東アジアの需給バランスの軟化、原油価格低下による原料ナフサ価格の低下に伴いエチレン?プロピレン等の製品市況が低下するとともに、當期は誘導品の定修による販売數量減もあり減収となりました。有機化學品事業は、酢酸エチル?酢酸ビニルの定修による數量減に加え市況が低下し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は957億43百萬円(前年同期比24.9%減)となり、営業損益は原料ナフサ価格の低下に伴う受払差の悪化があり36億67百萬円(同121億31百萬円減)の損失となりました。

【化學品セグメント】

當セグメントでは、情報電子化學品事業は、半導體業界の生産回復を受けた數量増により増収となりましたが、基礎化學品事業は、COVID-19 の影響を受けた國內需要の軟化により液化アンモニアは數量減、アクリロニトリルは市況低下により減収となり、クロロプレンゴムは輸出數量が減少し、総じて減収となりました。機能性化學品事業は國內向け?中國向けともに數量減により減収となりました。産業ガス事業は飲料向け等の數量減により減収となり、総じて減収となりました。なお、前年下期にコーティング材料事業を新規連結しております。

この結果、當セグメントの売上高は720億41百萬円(前年同期比2.0%減)となり、営業利益は50億20百萬円(同9.1%減)となりました。

【エレクトロニクスセグメント】

當セグメントでは、ハードディスク事業はPC 向け出荷は減少しましたがデータセンター向け出荷が増加したため小幅な増収となりました。化合物半導體事業は輸出數量が増加し増収となりました。リチウムイオン電池材料事業は車載向けは出荷が低迷しましたが、タブレット?スマートフォン向けアルミラミネート包材SPALF®の販売量が増加し増収となりました。SiC エピタキシャルウェハー事業は、國內電鉄向けは堅調に推移したものの輸出向けが減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は445億74百萬円(前年同期比0.0%減)となりましたが、営業利益は17億68百萬円(同86.6%増)となりました。

【無機セグメント】

當セグメントでは、黒鉛電極事業は、世界的な鉄鋼生産の鈍化と顧客在庫の取り崩しによる需給軟化を受けて減産を一段と強化したため販売數量が減少し、大幅な減収となりました。セラミックス事業は、自動車?鉄鋼業界の減産を受け研削材等の販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は430億4百萬円(前年同期比69.9%減)となり、営業損益は黒鉛電極の市況低下に伴う棚卸資産低価法による簿価切り下げの影響216億83百萬円もあり229億5百萬円(同947億42百萬円減)の損失となりました。

【アルミニウムセグメント】

當セグメントでは、アルミ圧延品事業のアルミ電解コンデンサー用高純度箔は、産業機器?車載向け等需要業界の生産調整を受け出荷が減少し減収となりました。アルミ機能部材事業は、世界的な自動車生産の減少を受け自動車向け部材の出荷が減少し減収となりました。アルミ缶事業は、國內生産能力の削減に伴い、またベトナム市場はCOVID-19による外出規制により4~5月のビール生産が大幅に減少し、それぞれ販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は388億48百萬円(前年同期比20.7%減)となり、営業損益は2億5百萬円(同6億85百萬円減)の損失となりました。

【その他セグメント】

當セグメントでは、昭光通商株式會社は製品市況の下落や需要低迷の影響等により減収となり、総じて売上高は555億61百萬円(前年同期比13.6%減)となり、営業利益は4億81百萬円(同21.4%減)となりました。

財務狀況

(単位:億円)
総資産 前期末比
10,299
純資産 前期末比
2,081
自己資本比率 前期末比
26.4p
一株當たり純資産 前年同期比
475円69銭

當社は、日立化成株式會社を株式取得により連結子會社とし、6月末みなし取得で連結財務諸表に取り込んでおります。これにより當第2四半期末において當社連結貸借対照表に下記の影響がありました。

総資産 1兆1,002億49百萬円増加
負債 5,382億36百萬円増加
非支配株主持分 2,839億69百萬円増加

當第2四半期末に新たに日立化成株式會社及びその子會社を連結の範囲に含めたことにより、総資産は、主に現金及び預金、営業債権、棚卸資産、有形固定資産、のれんが増加し、前期末比1兆299億15百萬円増加の2兆1,062億97百萬円となり、負債合計は、主に営業債務が増加したことに加え、日立化成株式會社の株式取得に伴う有利子負債の増加により、8,218億47百萬円増加の1兆3,787億95百萬円となりました。なお、有利子負債殘高は6,991億14百萬円増加の9,976億38百萬円となりました。純資産は、親會社株主に帰屬する四半期純損失の計上、前期配當金の支払いにより利益剰余金は減少したものの、日立化成株式會社の株式取得に伴う非支配株主への優先株式の発行により非支配株主持分が増加し、総じて前期末比2,080億68百萬円増加の7,275億1百萬円となりました。

キャッシュ?フローの狀況

(単位:億円)
営業キャッシュ?フロー 前年同期比
353
投資キャッシュ?フロー 前年同期比
7,747
フリー?キャッシュ?フロー 前年同期比
8,100
財務キャッシュ?フロー 前年同期比
8,834
その他 前年同期比
18
現預金増減 前年同期比
752

當第2四半期における営業活動によるキャッシュ?フローは、稅金等調整前當期純利益の減少等により、前年同期比353億25百萬円の収入減少となる51億69百萬円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ?フローは、連結の範囲の変更を伴う子會社株式の取得による支出等により、前年同期比7,747億0百萬円の支出増加となる7,925億65百萬円の支出となりました。

この結果、フリー?キャッシュ?フローは、前年同期比8,100億25百萬円の収入減少となる7,873億96百萬円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ?フローは、長期借入れによる収入の増加等により、前年同期比8,834億43百萬円の収入となる8,647億40百萬円の収入となりました。

この結果、當第2四半期末の現金及び現金同等物は、為替変動の影響等も含め、前期末比757億67百萬円増加となる1,975億1百萬円となりました。

経営成績

(単位:億円)
売上高 前年同期比
596
営業利益 前年同期比
1,247
経常利益 前年同期比
1,444
親會社株主に帰屬する四半期純利益 前年同期比
1,386
1株當たり四半期純利益 前年同期比
950円23銭

當第3四半期(2020年1月~9月)のわが國経済は、新型コロナウィルス感染癥(COVID-19)の影響により、個人消費は2月以降急速に悪化しました。企業収益は、COVID-19による世界的な経済活動抑制の影響を強く受け、國內消費の急減速、輸出の大幅な減少と海外生産の急速な低下、さらには原油価格急落の影響も受け、多くの企業において業況判斷を大きく引き下げました。これに対して日本、米國、EU等主要國での経済狀況は金融?財政政策の実施により一部持ち直しの動きも見られ、當社を巡る経営環境は第2四半期に底打ちはしたものの、米中貿易摩擦、歐州?米國等におけるCOVID-19第2波感染再拡大など不透明な要因も多く、回復には厳しい狀況が続いています。

當社グループは、現下の狀況に鑑み、お客様、お取引先、従業員など関係する皆様の安全?健康を第一に考え、感染癥の拡大防止に向け多くの施策を実行しています。具體的には、主要な事業所、部署におけるテレワークによる在宅勤務の実施、特別休暇の付與など従業員の安全確保と感染拡大防止を最優先にした施策を行っています。同時に、生産拠點では、感染防止策を徹底した上での生産活動の維持に努め、お客様に対する製品供給の継続など社會インフラ機能の維持に注力しております。

中期経営計畫「The TOP 2021」

當社グループは長期的に目指す姿を設定し、2019年より中期経営計畫「The TOP 2021」を推進しております。當社グループが持続的に発展し、社會から信頼?評価されるためには、株主様をはじめ、お客様、お取引先、地域関係者、従業員など、全てのステークホルダーの皆様にご満足いただけるよう、企業価値の向上を図ることが重要です。當社はこれをグループ経営理念として明確にし、株主価値?顧客価値?社會価値の最大化に向けた経営を推進いたします。

當社グループは、本年4月、日立化成株式會社株式に対する公開買付けにより同社を連結子會社としました。

産業構造や競爭環境は大きく変化しておりますが、今般のCOVID-19の世界規模での感染拡大によって、この変化が加速すると予想されます。特に、テレワーク、オンラインビジネスの拡大、生産現場のFA化加速、サイバーセキュリティ強化等、デジタル化が急速に進展することが想定されます。このような環境変化に対応しつつ、グローバルトップクラスの機能性化學メーカーとして勝ち殘るためには、素材、部材を超えたソリューションを提供していく、お客様にとっての「ワンストップ型先端材料パートナー」に進化することが不可欠と考えます。

當社グループは、「The TOP 2021」の著実な実行により収益力基盤の強靭化と収益変動幅の抑制を図り、企業価値を向上させるとともに、日立化成株式會社(2020年10月1日より昭和電工マテリアルズ株式會社に社名変更)との早期の実質的な統合を図り、將來に向けた成長の基盤を確立いたします。現在、統合後の將來に向けた長期ビジョンの策定を進めており、本年12月に経営説明會の開催を予定しております。

當第3四半期の連結営業成績につきましては、売上高は、昭和電工マテリアルズセグメントは第3四半期期首からの新規連結により増収となりましたが、無機セグメントは鉄鋼業界の世界的な減産を受けた黒鉛電極事業の數量減と市況低下により大幅に減収となりました。また、石油化學セグメントは原油価格急落による製品市況の低下により減収となり、化學品、エレクトロニクス、アルミニウム、その他、の4セグメントも減収となり、総じて6,359億77百萬円(前年同期比8.6%減)となりました。

営業損益は、昭和電工マテリアルズセグメントは新規連結により増益となりました。エレクトロニクスセグメントはハードディスクの數量増により増益となりましたが、無機セグメントは黒鉛電極事業の數量減に加え、市況低下に伴う棚卸資産低価法による簿価切り下げの影響により大幅な減益となり、石油化學セグメントも原料ナフサの受払差が悪化したため減益となりました。化學品、アルミニウム、その他、の3セグメントも出荷量が減少し減益となり、総じて営業損益は大幅な悪化となる154億10百萬円(同1,247億23百萬円減)の損失となりました。また、経常損益は日立化成株式會社株式取得に関する資金調達関連等の一時費用約161億円が加わり367億76百萬円(同1,443億64百萬円減)の損失となりました。

親會社株主に帰屬する四半期純損益は、黒鉛電極事業におけるドイツ製造拠點の閉鎖関連費用50億84百萬円を特別損失として計上したこともあり、前年同期と比べ大幅な悪化となる576億54百萬円(同1,386億17百萬円減)の損失となりました。

セグメント別狀況

セグメント別売上高

(単位:億円)
石油化學 前年同期比
470
化學品 前年同期比
26
エレクトロニクス 前年同期比
13
無機 前年同期比
1,288
アルミニウム 前年同期比
153
昭和電工マテリアルズ 前年同期比
1,448
その他 前年同期比
158

セグメント別営業利益

(単位:億円)
石油化學 前年同期比
120
化學品 前年同期比
2
エレクトロニクス 前年同期比
18
無機 前年同期比
1,111
アルミニウム 前年同期比
17
昭和電工マテリアルズ 前年同期比
28
その他 前年同期比
3

【石油化學セグメント】

當セグメントでは、オレフィン事業は、中國需要の減速による第1四半期の東アジアの需給バランスの軟化、原油価格低下による原料ナフサ価格の低下に伴いエチレン?プロピレン等の製品市況が低下するとともに、當期は誘導品の定修による販売數量減もあり減収となりました。有機化學品事業は、酢酸エチル?酢酸ビニルの定修による數量減に加え市況が低下し減収となりました。なお、東アジアのオレフィン需給は第2四半期から回復傾向にあります。

この結果、當セグメントの売上高は1,425億47百萬円(前年同期比24.8%減)となり、営業利益は上期の原料ナフサ価格の低下に伴う受払差の悪化の影響が殘り12億84百萬円(同90.3%減)となりました。

【化學品セグメント】

當セグメントでは、情報電子化學品事業は、半導體業界の生産回復を受けた數量増により増収となり、前年下期に新規連結したコーティング材料事業も増収となりました。一方、基礎化學品事業は、COVID-19の影響を受けた國內需要の軟化により液化アンモニア、アクリロニトリルは減収となり、クロロプレンゴムは輸出數量が減少し、総じて減収となりました。機能性化學品事業は國內向け?中國向けともに數量減により、また、産業ガス事業は飲料向け等の數量減により、それぞれ減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は1,130億15百萬円(前年同期比2.2%減)となり、営業利益は93億24百萬円(同2.0%減)となりました。

【エレクトロニクスセグメント】

リチウムイオン電池材料事業はアルミラミネート包材SPALF®の販売量が増加し増収となりました。化合物半導體事業は輸出が増加し増収となりました。ハードディスク事業はデータセンター向け出荷は増加したもののPC向け出荷の減少により減収となりました。SiCエピタキシャルウェハー事業は、國內は電鉄向けを中心に堅調に推移したものの輸出が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は687億21百萬円(前年同期比1.9%減)となりましたが、営業利益は48億2百萬円(同61.1%増)となりました。

【無機セグメント】

當セグメントでは、黒鉛電極事業は、世界的な鉄鋼生産の鈍化と顧客在庫の取り崩しによる需給軟化を受けて減産を一段と強化したため販売數量が減少し、大幅な減収となりました。セラミックス事業は、自動車?鉄鋼業界の減産を受け研削材等の販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は613億15百萬円(前年同期比67.7%減)となり、営業損益は黒鉛電極の市況低下に伴う棚卸資産低価法による簿価切り下げの影響もあり262億10百萬円(同1,111億13百萬円減)の損失となりました。

【アルミニウムセグメント】

當セグメントでは、アルミ圧延品事業のアルミ電解コンデンサー用高純度箔は、産業機器?車載向け等需要業界の生産調整を受け出荷が減少し減収となりました。アルミ機能部材事業は、世界的な自動車生産の減少、またOA機器?工作機械業界などの需要低減を受けアルミ部材の販売が減少し減収となりました。アルミ缶事業は、國內生産能力の削減に伴い、またベトナム市場はCOVID-19による外出規制によりビール生産が大幅に減少し、それぞれ販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は584億38百萬円(前年同期比20.7%減)となり、営業損益は2億77百萬円(同17億1百萬円減)の損失となりました。

【昭和電工マテリアルズセグメント】

本年第2四半期より、昭和電工マテリアルズ株式會社及びその子會社を連結の範囲に含めたことから、報告セグメントを新設し、第3四半期期首より売上高、営業利益を取り込みましたので報告いたします。

當セグメントでは、データセンター等の市場の伸長を背景に、半導體回路平坦化用研磨材料等の電子材料や、銅張積層板等の配線板材料は堅調に推移したものの、COVID-19の影響で、自動車市況が悪化したことにより、樹脂成形品やリチウムイオン電池用カーボン負極材等のモビリティ部材は低迷しました。

この結果、當セグメントの売上高は1,448億40百萬円、営業利益は27億88百萬円となりました。なお、當セグメントの営業利益には、株式取得に伴って計上したのれん等の償卻費約60億円が含まれています。

【その他セグメント】

當セグメントでは、昭光通商株式會社は製品市況の下落や需要低迷の影響等により減収となり、総じて売上高は800億45百萬円(前年同期比16.5%減)となり、営業利益は6億17百萬円(同34.2%減)となりました。

財務狀況

(単位:億円)
総資産 前期末比
9,956
純資産 前期末比
2,068
自己資本比率 前期末比
26.2p

當第3四半期末の総資産は、前四半期末より昭和電工マテリアルズ株式會社及びその子會社を連結の範囲に含めたことにより、総資産は、主に現金及び預金、営業債権、棚卸資産、有形固定資産、のれんが増加し、前期末比9,956億34百萬円増加の2兆720億16百萬円となり、負債合計は、主に営業債務が増加したことに加え、昭和電工マテリアルズの株式取得に伴う有利子負債の増加により、7,888億83百萬円増加の1兆3,458億31百萬円となりました。なお、有利子負債殘高は6,944億63百萬円増加の9,976億55百萬円となりました。

純資産は、親會社株主に帰屬する四半期純損失の計上、前期配當金の支払いにより利益剰余金は減少したものの、昭和電工マテリアルズの株式取得に伴う非支配株主への優先株式の発行により非支配株主持分が増加し、総じて前期末比2,067億52百萬円増加の7,261億85百萬円となりました。

※當第3四半期より有利子負債殘高にリース債務を含めており、前期末殘高に遡及しております。當社は、日立化成株式會社を株式取得により連結子會社とし、6月末をみなし取得日として連結財務諸表に取り込んでおります。これによる當社連結貸借対照表への影響については第2四半期決算短信を參照ください。

経営成績

(単位:億円)
売上高 前年比
672
営業利益 前年比
1,402
経常利益 前年比
1,633
親會社株主に帰屬する當期純利益 前年比
1,494
一株當たり當期純利益 前年比
1,024円09銭

當期のわが國経済は、新型コロナウィルス感染癥(COVID-19)の世界的大流行の影響により、個人消費は急速に悪化しました。企業収益は、COVID-19による世界的な経済活動抑制の影響を強く受け、國內消費の急減速、輸出の大幅な減少と海外生産の急速な低下、さらには原油価格が急落したことを受け、多くの企業が年央にかけて業況判斷を大きく引き下げました。これに対して日本、米國、EU等主要國での積極的な金融?財政政策の実施により経済狀況は一部持ち直しの動きも見られました。

當社を巡る経営環境は、COVID-19の再拡大、米國新政権の経済政策、米中貿易摩擦など不透明な要因もありましたが、半導體業界は堅調に推移し、年後半には自動車生産にも回復の動きが見られました。

當社グループは、現下の狀況に鑑み、お客様、お取引先、従業員など関係する皆様の安全?健康を第一に考え、感染癥の拡大防止に向け多くの施策を実行しています。具體的には、主要な事業所、部署においてテレワークによる在宅勤務を導入し、特に本社に関しては抜本的な業務の見直しも併せて行うことにより感染癥拡大以降継続して出社率を最小限に抑制する対応を実施しています。また、感染懸念時における特別休暇の付與、會食の自粛要請など従業員の安全確保と感染拡大防止を最優先にした施策を適時適切に行っています。同時に、生産拠點では、感染防止策を徹底した上での生産活動の維持に努め、お客様に対する製品供給の継続など社會インフラ機能の維持に注力しております。

中期経営計畫「The TOP 2021」

當社グループは長期的に目指す姿を設定し、2019年より中期経営計畫「The TOP 2021」を推進しております。當社グループが持続的に発展し、社會から信頼?評価されるためには、株主様をはじめ、お客様、お取引先、地域関係者、従業員など、全てのステークホルダーの皆様にご満足いただけるよう、企業価値の向上を図ることが重要です。當社はこれをグループ経営理念として明確にし、株主価値?顧客価値?社會価値の最大化に向けた経営を推進いたします。

當社グループは、2020年4月、日立化成株式會社株式に対する公開買付けにより同社を連結子會社としました。

産業構造や競爭環境は大きく変化しておりますが、今般のCOVID-19の世界規模での感染拡大によって、この変化が加速すると予想されます。特に、テレワーク、オンラインビジネスの拡大、生産現場のFA化加速、サイバーセキュリティ強化等、デジタル化が急速に進展することが想定されます。このような環境変化に対応しつつ、グローバルトップクラスの機能性化學メーカーとして勝ち殘るためには、素材、部材を超えたソリューションを提供していく、お客様にとっての「ワンストップ型先端材料パートナー」に進化することが不可欠と考えます。

當社グループは、「The TOP 2021」の完遂により収益力基盤の強靭化と収益変動幅の抑制を図り、企業価値を向上させるとともに、日立化成株式會社(2020年10月1日より昭和電工マテリアルズ株式會社に社名変更)との2021年7月の実質的な統合、2023年1月の法人格統合を目指します。當社は、昭和電工マテリアルズ株式會社との統合により將來に向けて成長基盤を確立するための“統合新會社の長期ビジョン(2021~2030)”を2020年12月10日に発表しました。

當期の連結営業成績につきましては、売上高は、無機セグメントは鉄鋼業界の世界的な減産を受けた黒鉛電極事業の數量減と市況低下により大幅に減収になるなど5セグメントで減収となりましたが、昭和電工マテリアルズセグメントは第3四半期期首からの新規連結により増収となり、エレクトロニクスセグメントは小幅増収となり、総じて増収の9,737億0百萬円(前期比7.4%増)となりました。

営業損益は、エレクトロニクスセグメントはハードディスクとリチウムイオン電池材料の數量増により増益となりましたが、無機セグメントは黒鉛電極事業の數量減に加え、市況に伴う棚卸資産低価法による簿価切り下げの影響により大幅な減益となり、石油化學セグメントも原料ナフサの受払差が悪化したため減益となり、新規連結した昭和電工マテリアルズセグメントはCOVID-19の影響で自動車需要が減退したことに加え、のれん等償卻費等約280億円の計上により減益となりました。化學品、アルミニウム、その他、の3セグメントも出荷量が減少し減益となり、総じて営業損益は大幅な悪化となる194億49百萬円(同1,402億47百萬円減)の損失となりました。また、経常損益は日立化成株式會社株式取得に関する資金調達関連等の一時費用約161億円が加わり439億71百萬円(同1,632億64百萬円減)の損失となりました。

親會社株主に帰屬する當期純損益は、特別損失としてアルミ圧延品事業やセラミックス事業等での減損損失166億2百萬円の計上や黒鉛電極事業におけるドイツ製造拠點の閉鎖関連費用51億42百萬円の計上もあり、前期と比べ大幅な悪化となる763億4百萬円(同1,493億92百萬円減)の損失となりました。

 

 

セグメント別狀況

セグメント別売上高

(単位:億円)
石油化學 前年比
573
化學品 前年比
17
エレクトロニクス 前年比
10
無機 前年比
1,472
アルミニウム 前年比
174
昭和電工マテリアルズ 前年比
3,027
その他 前年比
189

セグメント別営業利益

(単位:億円)
石油化學 前年比
123
化學品 前年比
2
エレクトロニクス 前年比
43
無機 前年比
1,216
アルミニウム 前年比
13
昭和電工マテリアルズ 前年比
63
その他 前年比
6

【石油化學セグメント】

當セグメントでは、オレフィン事業は、中國需要の減速による第1四半期の東アジアの需給バランスの軟化、原油や原料ナフサ価格の下落に伴いエチレン?プロピレン等の製品市況が低下するとともに、當期は誘導品の定期修理による販売數量減もあり減収となりました。有機化學品事業は、酢酸エチル?酢酸ビニルの定期修理による數量減に加え市況が低下し減収となりました。なお、東アジアのオレフィン需給は第2四半期から回復に向かいました。

この結果、當セグメントの売上高は1,933億85百萬円(前期比22.9%減)となり、営業利益は上期の原料ナフサ価格の低下に伴う受払差の悪化の影響が殘り49億27百萬円(同71.4%減)となりました。

【化學品セグメント】

當セグメントでは、情報電子化學品事業は、半導體業界の生産回復を受けた數量増により増収となり、前年下期に新規連結したコーティング材料事業も増収となりました。一方、基礎化學品事業は、COVID-19 の影響を受けた國內需要の軟化により液化アンモニア、アクリロニトリルは減収となり、クロロプレンゴムは輸出數量が減少し、総じて減収となりました。機能性化學品事業は國內向け?中國向けともに數量減により、また、産業ガス事業は飲料向け炭酸ガス等の數量減により、それぞれ減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は1,557億69百萬円(前期比1.1%減)となり、営業利益は134億81百萬円(同1.3%減)となりました。

【エレクトロニクスセグメント】

當セグメントでは、リチウムイオン電池材料事業はアルミラミネート包材SPALF®の販売量が増加し増収となりました。化合物半導體事業は輸出が増加し増収となりました。ハードディスク事業はデータセンター向け出荷は増加したもののPC向け出荷の減少により減収となりました。SiCエピタキシャルウェハー事業は、電鉄向けを中心に堅調に推移し増収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は974億15百萬円(前期比1.0%増)となり、営業利益は91億33百萬円(同87.2%増)となりました。

【無機セグメント】

當セグメントでは、黒鉛電極事業は、世界的な鉄鋼生産の鈍化と顧客在庫の取り崩しによる需給軟化を受けて減産を強化しため販売數量が減少し、大幅な減収となりました。セラミックス事業は、自動車?鉄鋼業界の減産を受け研削材等の販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は828億99百萬円(前期比64.0%減)となり、営業損益は黒鉛電極の市況低下に伴う棚卸資産低価法による簿価切り下げの影響もあり323億0百萬円(同1,215億56百萬円減)の損失となりました。

【アルミニウムセグメント】

當セグメントでは、アルミ圧延品事業のアルミ電解コンデンサー用高純度箔は、産業機器?車載向け等需要業界の生産調整を受け出荷が減少し減収となりました。アルミ機能部材事業は、世界的な自動車生産の減少、またOA 機器?工作機械業界などの需要低減を受けアルミ部材の販売が減少し減収となりました。アルミ缶事業は、國內生産能力の削減に伴い、またベトナム市場はCOVID-19 による外出規制によりビール生産が大幅に減少したため、それぞれ販売數量が減少し減収となりました。

この結果、當セグメントの売上高は801億85百萬円(前期比17.8%減)となり、営業利益は4億21百萬円(同75.9%減)となりました。

【昭和電工マテリアルズセグメント】

2020年第2四半期より、昭和電工マテリアルズ株式會社およびその子會社を連結の範囲に含めたことから、報告セグメントを新設し、第3四半期期首より売上高、営業利益を取り込みました。

當セグメントでは、データセンター等の市場の伸長を背景に、半導體回路平坦化用研磨材料等の電子材料や、銅張積層板等の配線板材料は堅調に推移したものの、COVID-19 の影響で、自動車需要が減退したことにより、樹脂成形品等のモビリティ部材は低迷しました。

この結果、當セグメントの売上高は3,027億42百萬円となり、営業損益は63億3百萬円の損失となりました。なお、當セグメントの営業損益には、株式取得に伴って計上したのれん等の償卻費等約280億円が含まれています。

【その他セグメント】

當セグメントでは、昭光通商株式會社は製品市況の下落や需要低迷の影響等により減収となり、総じて売上高は1,073 億1百萬円(前期比15.0%減)となり、営業利益は11億99百萬円(同34.1%減)となりました。

 

財務狀況

(単位:億円)
総資産 前年比
11,272
純資産 前年比
1,986
自己資本比率 前年比
28p
一株當たり純資産 前年比
640円46銭

當期末の総資産は、第2四半期末より日立化成株式會社(現昭和電工マテリアルズ株式會社)およびその子會社を連結の範囲に含めたことにより、総資産は、主に現金及び預金、営業債権、棚卸資産、有形固定資産、無形固定資産が増加し、前期末比1兆1,272億24百萬円増加の2兆2,036億6百萬円となり、負債合計は、主に営業債務が増加したことに加え、日立化成株式會社の株式取得に伴う有利子負債の増加により、9,285億77百萬円増加の1兆4,855億26百萬円となりました。なお、有利子負債殘高は7,569億54百萬円増加の1兆601億46百萬円となりました。

純資産は、親會社株主に帰屬する當期純損失の計上、前期配當金の支払いにより利益剰余金は減少したものの、日立化成株式會社の株式取得に伴う非支配株主への優先株式の発行により非支配株主持分が増加し、総じて前期末比1,986億47百萬円増加の7,180億80百萬円となりました。

※第3四半期より有利子負債殘高にリース債務を含めており、前期末殘高に遡及しております。當社は、日立化成株式會社を株式取得により連結子會社とし、6月末をみなし取得日として連結財務諸表に取り込んでおります。これによる當社連結貸借対照表への影響については第2四半期決算短信を參照ください。

キャッシュ?フローの狀況

(単位:億円)
営業キャッシュ?フロー 前年比
307
投資キャッシュ?フロー 前年比
8,819
フリー?キャッシュ?フロー 前年比
8,512
財務キャッシュ?フロー 前年比
9,151
その他 前年比
34
現預金増減 前年比
673

営業活動によるキャッシュ?フローは、棚卸資産の減少等により、前期に比べ307億33百萬円の収入増加となる1,092億86百萬円の収入となりました。

投資活動によるキャッシュ?フローは、連結の範囲の変更を伴う子會社株式の取得による支出等により、前期に比べ8,818億91百萬円の支出増加となる9,300億47百萬円の支出となりました。

この結果、フリー?キャッシュ?フローは、前期に比べ8,511億59百萬円の減少となる8,207億61百萬円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ?フローは、長期借入による収入の増加等により、前期に比べ9,150億67百萬円の収入増加となる8,965億21百萬円の収入となりました。

この結果、當期末の現金及び現金同等物は、為替変動の影響等も含め、前期末に比べ761億94百萬円増加となる1,979億28百萬円となりました。

関連情報

決算発表関連資料
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業績推移(財務分析ツール)
主な指標のグラフを閲覧いただけます。
連結業績?財務諸表
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前年度決算概要
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